結論
- 50代からでも投資信託(つみたてNISAなど)は遅くない
- 税制優遇される「つみたてNISA」→「iDeCo」を優先的に使う
- 50代は貯金もある方も多いため、余力があれば「特定口座」での買い付けもあり
解説
50代からでも投資信託(つみたてNISAなど)は遅くない
50代から始めて遅いと思われるのは、つみたてNISA(優遇期間20年)を気にされてこの様なことが言われていると思います。
例えば、55歳から始めて20年というと75歳なので、75歳まで積立?という感がありますが、つみたてNISAはいつでも売却できますので、75歳まで積立てる必要はありません。
投資信託(特にインデックスファンド)は、15年~20年間の運用で利回りが安定してきて、5~7%が期待できるものです。
15年と考えるとは55歳から開始であれば70歳なので無理なラインではないと思います。また、お金が必要であれば途中で売却もありです。
税制優遇される「つみたてNISA」→「iDeCo」を優先的に使う
「つみたてNISA」を優先
初めて投資信託を行う場合、「つみたてNISA」を優先しましょう。
年間40万円までの制限がありますが、利益部分に対しては非課税(20.315%の税金がかからない)が適用されます。また、前述した、いつでも売却可能です。
年間40万円非課税枠は、その年限りのチケット見たいなものです。20年分の20チケットをもらえるということです。できれば40万円フルで利用した方がお得です。(ただし、今後のNISA制度変更により変わる可能性はあります。)
- ネット証券口座開設 ※ネットの方がボラれない。私は楽天証券で開設
- 投資信託積立購入 ※私は米国投資信託(exmaxis slim S&P500)を購入。全世界株でも良いと思います。
- 年初からであれば月額33,333円、年途中であれば、年間40万円になる様、ネット証券上で設定できます。
余力があればiDeCo
50代ですと、余裕資金がある程度あるかと思いますので、つみたてNISA(年間40万円)以上に投資する場合、つぎはiDeCoとなります。ただし、iDeCo(個人型確定拠出年金)ですので、サラリーマンで既に企業DC(企業型確定拠出年金)に加入している方は不要です。
iDeCoのメリットとしては、
・投資信託への掛け金全額が小規模企業共済等掛金控除となり、節税効果がある
・一時金で受け取る場合、退職金控除が適用できる。(積立年数により節税効果あり)
配偶者も加入できますので、サラリーマンでなくとも利用できます。
iDeCoのデメリットとしては、
・60歳まで引出しできない
ということです。逆に手が付けられないことで貯まり易くはなります。
余力があれば「特定口座」での買い付けもあり
iDeCoや企業DCに既に加入済で、余力資金があれば「特定口座」での投資信託購入もありです。
リスクはあるものの長期(10年以上)投資できる場合は、利益に対して税金(20.315%)がかかりますが、銀行に預金しているよりは、増やせる可能性が高いと思います。
私も既に「つみたてNISA」、「企業DC」を行っていて、その上での余裕資金は「特定口座」で投資信託を購入しています。
まとめ
- 50代からでも投資信託(つみたてNISAなど)は遅くない
- 税制優遇される「つみたてNISA」→「iDeCo」を優先的に使う
- 50代は貯金もある方も多いため、余力があれば「特定口座」での買い付けもあり
50代からでも全然、遅くありません。
逆に50代は、余裕資金もあり投資できる環境にある方が多いと思います。
余裕資金を銀行に預金するよりは、増やせる可能性は大きいと思います。